「み絵るヘルプ」プロジェクト始めます


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熊本地震からもうすぐ1カ月を迎えるにあたり、減災インフォとグラフィックレコーダーネットワーク(以下GRN)では「み絵るヘルプ」というプロジェクトを始めます。「み絵るヘルプ」は、自治体や省庁といった公的機関などから出されている情報を分かりやすく見える化(グラフィック化)して、被災された方や支援する方に利用してもらうことを目的としています。

理解しづらい・共有しづらい支援情報を見える化

熊本地震では、これまで以上に自治体がTwitterやFacebookなどのSNSで情報を発信していることに加え、政府がTwitterアカウント「政府応援情報」を開設し、各省庁からの情報をまとめて発信するなど、公的機関がきめ細かに情報を伝えようとする試みが見られます。 

それらの情報は給水や入浴といった身近な生活支援だけでなく、保健や税金などの「お金」、熱中症や食中毒などの「健康」、応急修理や公営住宅・みなし応急仮設住宅などの「住まい」など、この先必要になりそうな情報を含めて多岐にわたります。

これらの情報は被災された方にとって有益ではあるものの、専門的な内容のため中身を把握しづらかったり、また支援する方にとってもそのままでは共有しづらい内容も見られます。そこで「み絵るヘルプ」プロジェクトで情報を見える化することにより、被災された方や支援する方にご利用いただければと考えています。

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「み絵るヘルプ」の利用方法

「お金」、「健康」、「住まい」などに関して見える化した内容は、Twitterアカウント「み絵るヘルプ」から画像付きでツイートします。アカウントをフォローいただき、気になったツイートをシェアしたり、必要だと思われる方が身近にいらっしゃるようでしたら直接お伝えいただきご利用ください。

※6/5追記:「み絵るヘルプ」facebookページ も始めました。

(ツイート例 福祉)

(ツイート例 住まい)

(ツイート例 お金)

(ツイート例 健康)

なお注意点としては、見える化した情報については、参照元のリンクも記載します。「み絵るヘルプ」から提供した情報が必ずしも最新かつすべてを網羅しているとは限らないので、参照元の内容も合わせて確認いただくようお願いします。

今後、減災インフォのサイトにも「み絵るヘルプ」で見える化した画像はまとめていく予定です。こちらは準備でき次第、追ってお知らせします。

公的機関などから出される情報は一元して見渡しづらい(どの機関から、どういった情報が、どの時期に出されているのか、が把握しづらい)ので、見える化した情報をストックしておくことで、今後の情報整理につなげて、再利用も検討することができます。

最後に

今回のプロジェクトを始めるにあたりGRNの方々に協力を仰ぎ、ゴールデンウイークにもかかわらず作業にかかっていただきました。また、熊本県弁護士ニュース災害Q&Aをグラフィック化された山田夏子さん(株式会社しごと総合研究所)のFacebookでの投稿も本プロジェクトのきっかけとなっています。厚くお礼申し上げます。

「み絵るヘルプ」の詳しいチーム紹介、グラフィックレコーディングと減災インフォの関わりなどについては、追ってブログにてご紹介する予定です。こういった情報を見える化して欲しい、見える化した内容のフィードバック、利用にあたり何かお気づきの点などありましたら、減災インフォのお問い合わせフォームからお知らせください。

(※記事内でくまモンのイラストを掲載していましたが、許諾のご指摘をいただき調べた結果、こちらの認識が不足していたため外しました。今後は十分に気を付けます。)